データベースから処理対象のデータを検索し、始めてそのデータを処理することができます。データの処理は通常のプログラミングと同様ですが、ここではPerlという言語を用いる方法で説明します。
SQL文の実行結果は、データが表になっています。そこで、その結果表から1行つづデータをプログラムに読み込み、処理してゆきます。この読み込みをフェッチと言います。
次の図は、データベースのオープンからフェッチまでのデータの変遷過程を示したものです。
以下のプログラムは、結果表から各行をフェッチ($sth->fetchrow_array())して、それをそのままディスプレイに表示(print)し、それをwhile文で結果表のデータがなくなるまで繰り返し行なっています。
【記述例1】 while ( @row = $sth->fetchrow_array() ){ print "@row\n"; |
【記述例2】 while ( @row = $sth->fetchrow_array() ){ print "$row[0] $row[1] $row[2] $row[3]\n"; |
記述例1は、1行をまとめて表示させていますが、記述例2ではそれぞれの項目を指定して表示させています。
上記のプログラムを実行させると、どちらの記述でも以下のような出力結果になります。
[egi@myouga]$ perl cgi40.pl ハル 2 宇部市 0836-88-8888 ミミ 2 宇部市 0836-33-3333 ポチ 10 山口市 0839-66-6666 クー 4 宇部市 0836-99-9999 サチ 3 下関市 0832-77-7777 [egi@myouga]$ |