3つのポリシー
令和2年1月9日策定 令和2年4月1日施行
〔ディプロマポリシー〕(学位授与の方針)
基本方針
保育学科では、「人間性の涵養と実学の重視」という建学の精神に基づき、「礼節」「自律」「共生」を旨として自身を厳しく律しながら、保育・福祉・教育の視点から、専門資格の深い知識と技術を、子ども・保護者の側に立って活用し、考え、行動できる人材を育成します。
1.保育の基盤と社会的意義についての理解
- 保育の本質と目的について理解している。
- 保育に関する基本的知識を修得している。
- 子どもの成長と発達に関する知識を理解している。
2.保育者としての実践力の獲得
- 保育内容をふまえた基本的な表現技術を適切に用いることができる。
- 子どもへの適切なあそびや養護の技術が身についている。
3.保育・教育職としての意識と姿勢
- チームワークを大切にし、他者と協調・協働して行動できる。
- 自身を振り返り省察し、ものごとを探求し続ける姿勢が身についている。
4.習得した知識・技能を用いた保育実践の総合的な展開
- 子ども一人ひとりの生活や発達過程に応じた援助を考えることができる。
- 保育者としての責任感と倫理観をもって行動することができる。
カリキュラムポリシー
基本方針
保育学科では、ディプロマポリシーに掲げる能力を身につけるため、次の方針の下に教育課程を編成し、きめ細やかな履修・学修指導を行います。
1.教育課程の編成
- 初年次教育を重視し、1年次を中心に、豊かな人間性を養う礎となる、キャリア、健康スポーツ、外国語など幅広い分野にわたる教養教育科目を設ける。
- 1年次の教養教育科目に「大学入門」、「キャリアデザイン」を開講して、大学での学習方法、社会人基礎力、職業意識の形成や就職活動の方法について修得させる。
- 教育職員免許法施行規則と児童福祉法施行規則に定める科目を中心にカリキュラムを編成し、子どもの成長や発達についての理解、保育者に求められる専門的な知識・技術及び倫理の修得を図る。
- 最新の保育・幼児教育・子育て支援の動向に対応し、また保育者に求められるスキルをより深化・拡充させるものとして社会福祉主事任用資格、認定ベビーシッター資格、児童厚生二級指導員資格の取得を可能とし、より広い視野と見識を育成する。
2.学修方法・学修過程
- 「総合演習Ⅰ~Ⅳ」は卒業必修科目として位置づけ、問題発見、論理的思考、課題解決の能力を育成する。
- 実習および実習の事前指導・事後指導を重視し、保育現場の役割・機能や子どもの現状、保育の展開方法を体験的に学ぶことで、保育者としての実践力が身につくようにする。
3.学修成果の評価
- 成績評価にあたっては、シラバスに明示した各科目の到達目標、評価項目および評価基準にもとづき、各科目に適した評価方法を用いて公正かつ総合的に行います。
アドミッションポリシー
基本方針
保育学科では、ディプロマポリシー及びカリキュラムポリシーに示す内容を達成するために、以下に示す学生像を求め、入試選抜・入学前教育を実施します。
1.求める学生像
- 高等学校までに履修する教科の内容を広く理解している人。
- 日常のさまざまな出来事に興味・関心を持ち、研究心旺盛な人。
- 子どもの保育や幼児教育について興味・関心を深く持ち、将来保育士や幼稚園教諭など子どもと関わる分野で活躍したいという熱意のある人。
- 他者と積極的にコミュニケーションをとり、協調してものごとに取り組む態度が見られる人。
2.入試選抜
本学科で求める学生像を、学校推薦型選抜入試では口頭試問または小論文と面接、書類審査、総合型選抜入試ではプレゼンテーションと面接、書類審査、社会人入試においては面接と書類審査、一般選抜入試では学力試験と面接、書類審査において確認します。
3.入学前教育
大学教育を受けるのに必要な基礎的能力の向上のため、入学予定者に課題を与え、その提出を求めます。または入学までに学習しておくべき内容を提示します。