▲
HOME
Masako Kagawa Archives
香川昌子の世界
教育理念〜 7.香川教育の主柱とは
(トップに戻る)
昌子は、自分を灼くような激しさで、教育にとりくみはじめたのである。
昌子の気魄と、抵抗精神は、そのまま教育実践にうつされた。昌子のこの精神が、香川教育の主柱になっているのである。のちに、昌子が、校訓として生徒に示したもののなかに、次の2つの項目がある。
一、信義廉恥を重んじ、言語動作をつつしみ、軽佻浮華をいましめ、 真摯をもって事に従うべし。(9) 一、感情を統制し、克己堅忍、よく恭謙貞順の徳を養成すべし。
静と動との分限を、昌子は、こうした言葉の表現で示したのである。
昌子は、生徒を教育するにあたり、甘えをゆるさなかった。甘えは、不合理、理不尽を許容する。教育の場では、甘えや、曖昧な妥協はゆるされない。
このことは、昌子の生きる信条であった。(115)
(元に戻る)
(次へ進む)
Copyright(c)2007 香川学園 。 All rights reserved.