保育学科

 現代の保育者に求められるニーズは複雑化・多様化しています。これらに対応することは従来通りの保育者養成プログラムの実行だけではなかなかうまくいきません。また、保育者養成の学科では、必修科目や実習などが多く、時間的余裕が少なく、学外の活動へ参加したりする時間を確保するのも大変です。そこで、保育学科では、効果的に、しかも効率よく様々な知見を得ることができるように、学習の環境を整えることにしました。その最大の魅力は、「子どものいるキャンパス」。学内には学童保育教室、短大のすぐ隣には付属幼稚園、というように、「子ども」と、そして子どもを「保育する場面」にいつでも接することができる環境を構築しています。また、ベビーシッターや障害者スポーツなど、時代を先取りしたプログラムも提供し、現代社会、そして近未来の保育に対応することのできる人材の育成を図っています。これからさらに、保育系である付属高校の保育科、四年制の児童発達学科とのタテの連携、また看護学科や福祉心理学科とのヨコの連動によって、他では実現できないような、さらなる先駆的な保育者養成の環境を整えていきます。
 次世代の子どもたちが育つ保育の現場、また子育て支援の現場が、少しでもよいものになっていくことがわたしたちの願いです。そのために、微力であっても、しっかりと貢献できる人材の育成そしてそのフォローを行っていきたいと思っています。複雑で難しい課題を抱える現代社会にあって、人のよりよい育ち・幸福をサポートできる人間性豊かな人材が増えていくことを願っています。
 新たなる保育者養成の”フロンティア"の開拓にむけて先生方の意気も盛んです。それに、保育学科は、教職員一同、それに在学生たちみなが家庭的で前向きな気風を持った明るく活力ある学科です。こんな恵まれた環境の中で、夢と志を持って、学び、究め、表し、楽しみ、そして社会に貢献できるよう自分を高めていきたいと思う皆さんが仲間になられることを望んでいます。保育者をめざすみなさん、子どものことについて聞きたいことのあるみなさん、また子どもたちと交流してみたいみなさん、ぜひ”宇部フロンティア大学短期大学部保育学科”をおたずねください。

宇部フロンティア大学短期大学部保育学科
学科長 近藤鉄浩