| ■ switch 命令の書き方 |
ひとつの値に複数個条件がある場合、else if命令を重ねて記述する必要があります。 これは結構複雑になります。そこでこのような場合、switch命令というもうひとつの 分岐命令が便利です。 例えば、「aの値が1の場合は、Aの処理をして、2の場合はBの処理をする、3の場合はCの処理をする」というのをif命令とelse if命令を使って記述すると、次のようになります。
if (aの値が1条件){
Aの処理
}
else if (aの値が2条件){
Bの処理
}
else if (aの値が3条件){
Cの処理
}
これをswitch命令を使用して記述すると、次のように書けます。
switch( a ){
case 1: Aの処理
break;
case 2: Bの処理
break;
case 3: Cの処理
break;
}
if命令よりは、視覚的に読みやすい書き方です。
したがって、同じ値に対して条件が多数ある場合は、このswitch命令をうまく使うことによって読みやすく間違いにくいプログラムを書くことができます。
ただ、注意することは、例えばaが1であったので『Aの処理』をしたとすると、その後プログラムは、aが2ではないかという判断をします。それをしたくない場合は、上記のようにbreak命令を書いておき、switch命令の終わりに行くようにする必要があります。
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| ■ switch命令を使ったプログラム例 |
次のプログラムは、和暦を西暦に直すプログラムの例です。 和暦を次のように指定することとします。
したがって、「昭和22年」は「3 22」と2つの数値でデータを与えることとします。
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