〜複合演算子〜

 複合演算子は四則演算子の省略形で、「現在の変数の値に対して演算を行い、結果をその変数自身の代入する」という用途に用います。例えば、以下のような問題を考えてみましょう。

〔問題〕
 変数$aには300が代入されています。$aに10を足して、その計算結果(310)を$a自身に代入してください。

 算術演算子だけで表現するなら「$a = $a+10;」と書きます。しかし、複合演算子を使うことによって「$a+=20;」とシンプルに記述できるのです。


*PHPの複合演算子*
計算演算子
加算代入+=
減算代入−=
乗算代入*=
除算代入/=
剰余代入%=


 次のプログラムでは変数$aに対する加算代入、減算代入、乗算代入、除算代入、剰余代入を順に行い、結果を出力しています。
<?php
$a = 300;
$a += 10;
print $a;
print"<BR>";
$a -= 20;
print $a;
print"<BR>";
$a *= 30;
print $a;
print "<BR>";
$a /= 12;
print $a;
print"<BR>";
$a %= 50;
print $a;
print"<BR>";

?>
〜実行結果〜